非常に狭き門の鳥人間コンテスト!        
コネもカネもないチームが出場するのは極めて困難!
大会に出場するための機体設計と理想のチーム作り。
その準備から大会までの波瀾万丈?なレポートです!




自分の翼を手に入れるために!

この話は6年前の2000年から始まる。
私は地元チームのパイロットになった。
このチームは子供から大人までの市民が集まり鳥コンにチャレンジするという事で番組的にも受けが良く、書類審査に合格。
しかしほとんどが未経験で、チンプンカンプン?
他の大学を参考に見よう見まねで何とか形にはなったが、
結果は致命的な設計ミスで機体が破損し墜落!散々な目にあった。
チームの代表、設計、メンバー間の信頼は全くなくバラバラであった。

帰りの車の中「今度は自分で設計した機体で出てやる」そう誓った!


その後チームを離れ、機体の設計に入るが、普通の機体では出場できないと
ハングのような無尾翼のプロペラ機、羽ばたくバラグライダーなど、これまでにない機体を設計したが、どれも選考会で不合格であった。

実績のないチームが最初から奇抜な機体では無理だ。
まずは手堅く出場し、面白いことをするのは、その後にしよう!
基本方針を変更したのは、図面提出締め切りの一週間前。
確実にフライトできる機体の設計に入る。
2006年3月中旬の事である。



また、今回のチームの特徴として、メンバーは全てパラグライダー、ハンググライダーのパイロットで構成した。これも前回の失敗を教訓に、実際に空を飛んだことのある経験者であり、普段一緒に飛んでる仲間だから、鳥コン機の製作は初めてでもスムーズに作業が進められる!と思ったからだ。
そして、期待通りこのチーム編成は最後まで有効であった!

このように、確実にフライトできる機体とメンバーをアピールした所、
Noda Multi Wings 所属の鳥コンチーム「RED PHOENIX」は
第30回鳥人間コンテスト滑空機部門の出場権を得る事が出来た。


※このページでは「機体」「鳥コン機」と表現しておりますが、
以降「翼:つばさ」と表記します。
私たちが行なった事は、パイロットが操縦する飛行機の製作ではなく、
人が空を飛ぶために必要な「翼」の製作です。
「こんな翼で飛びたい!」「こんな翼が欲しい!」と言う思いから、
私の身体の一部となる「夢の翼」作りが開始しました。


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